対症療法ではなく「原因療法」
– 精密に治療したものを保存するために
– そもそも治療しなくて済むように
どこに虫歯があるのか?歯/歯グキがどういう状態なのか?なぜ虫歯になったのか?歯周病とは何か?
原因療法を行なっていなければ専門の先生が治療しても再発リスクが高まることが論文で報告されています。(Kubo et.al 2011)
ただ削って詰めるのではなく、どうやって再発しないようにしているかを理解してもらうために自分の歯の状態を知り、長く保つ予防法/治療法を拡大した視覚素材を用いて担当の歯科衛生士、歯科医師からお伝えします。

当院では、最大20倍程度まで拡大できる歯科用マイクロスコープを導入しています。
これにより、肉眼では見えにくい細かなむし歯や根管内の状態を確認しながら治療を行うことが可能です。
マイクロスコープを使用することで、
– 最小限の介入で治療できる(虫歯治療・歯周外科)
– 見落としを防ぎ、再治療のリスクを減らすことにつながる
– 治療中の様子を記録し、あとで確認したり説明したりできる。
といったメリットがあります。
「見える治療」により、より安心して治療を受けていただける環境を整えています。
このような材料をラバーダム防湿を使用して、なるべく長く保つように治療します。

– 費用:50,000+税
– 治療回数:1回
– 歯を最小限だけ削り、白い樹脂を直接詰めて修復します。
近年は自然な見た目と接着力・強度に優れた材料が開発されており、このような材料をラバーダム防湿を使用して、なるべく長く保つように治療します。
– リスク・副作用:
虫歯が深い場合、神経の治療が必要になることがあります。
噛み合わせが強い場合、割れたり脱離することがあります。
経年的に着色が起こることがあります。

– 費用:120,000+税
– 治療回数:2回
– 高強度のセラミックス材料をラバーダム防湿やZoo防湿を行い、接着させる治療です。
以前のセラミックスは強度が低かったため1.5-2.0mm以上の厚みが必要で、その分の歯を削る必要がありましたが、高強度セラミックス材料では1.0mmの厚みで十分な強度があります。
e.maxは適切に治療を行うと16年96.49% 成功したという研究結果も海外では報告されています。
([Malament 2021])
ただセラミックスを使うのではなく、適切な防湿・清掃・接着剤料を用いることで長く保つ工夫をしています。
– リスク・副作用:
虫歯が深い場合、神経の治療が必要になることがあります。
噛み合わせが強い場合、割れたり脱離することがあります。
経年的に接着部に着色が起こることがあります。

e.maxは接着力の高い材料で接着すると強度が高くなります。
さらに現在の接着剤は以前と比べて高くなっているため、被せ物の削る範囲を歯の上部だけにできるようになりました。
– 費用:140,000+税(e.maxテーブルトップベニア・ジルコニアクラウン)
– 治療回数:2回
– リスク・副作用:
虫歯が深い場合、神経の治療が必要になることがあります。
噛み合わせが強い場合、割れたり脱離することがあります。
経年的に接着部に着色が起こることがあります。


※保険適応
当院ではスイスEMS社製の最新機器「エアフロー プロフィラキシス マスター」を使用し、バイオフィルムやステイン、歯石の除去などを行っています。エアフローは細かなパウダーを噴射して着色やバイオフィルムをやさしく除去できる方法です。
超音波スケーリングは、歯石を振動で効率よく取り除く治療です。これらを組み合わせることで、むし歯や歯周病の予防につながり、口元の清潔感も保てます。従来の手用スケーラーよりも低侵襲で患者さんの負担を軽減できるように設計されています。
GBT(Guided Biofilm Therapy)の手順に則って患者様のお口の中を清潔な状態に導いていきます。


根管治療では原則としてラバーダム/マイクロスコープを使用し再発リスクを抑えることを目指しています。
一般的な根管治療は6割程度が再発をするとされています。
([Suda 2011])
長く保つ治療には細菌が治療中に入らない状態・細かな清掃・接着手順一つ一つを適切な環境で行うことが必要と考えています。
根管治療についての解説動画はこちら

米国で補綴・歯周病の専門研修を修了した歯科医師、根管治療、矯正治療も専属の歯科医師が在籍しており、患者様のお口の状態に合わせた幅広い治療方法を提供できます。
個々の症例により費用が変動するため、カウンセリングで個別にご案内します。
– 料金例
インプラント精密検査・ガイド作成 ¥100,000+税
インプラント下部(10年保証) ¥240,000+税 x3本
インプラント上部(10年保証)¥200,000+税 x3本
総治療費 ¥1420,000+税(アストラテックEV Osseo Speed 3本埋入)
– リスク
手術時・直後:痛み/腫れ/出血/しびれ/術後感染(報告では数%程度)
装着後:インプラント周囲炎、上部構造のチッピング、スクリュー緩み・破折 など
生存率の目安:10年〜20年で90%以上の高い生存率が報告されているが個人差あり
重要: 喫煙、既往の歯周病、メインテナンス不良はトラブルリスクを高める傾向
定期的なプロフェッショナルケアとセルフケアの継続が前提

栗林歯科医院 丸の内の大原です。
同じ歯は平均して4-5回しか治療ができないと言われ、銀歯の寿命は平均で約5-10年というデータがあります。
もし20代で1回目の治療をすると、50代を過ぎる頃には5回以上の治療の可能性が高まり、歯を失うリスクが一気に高まります。
実際、日本人の歯の平均残存本数のデータも50代から1本歯を失い、そこから3-4年に1本のペースで歯を失っていきます。
虫歯や歯周病になる前に防ぐ「予防処置」、虫歯が再発しにくい「精密治療」に本気で取り組んできました。
自分の歯で一生を過ごしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
皆さまのご来院を心よりお待ちしております。