キャディアックス

キャディアックス

噛み合わせが悪いことが原因で、一部の歯とその周りの骨に負担がかかり、それを放置することで、顎が痛んだり、顎の骨が鳴ったり、口を大きく開けることができなくなったりする症状が現れ、日常生活に影響を及ぼすことがあります。
当医院では、こうした顎関節症の治療を行う前の「顎の本来の位置」を把握する検査を重要視し、顎の動きを3次元で捉え、コンピューターで顎の位置を数値で可視化し、診断する検査システム、キャディアックスを導入しています。

キャディアックス(製品名)は、スラビチェックコンセプトという考え方で、治療前に正確な現状把握を行うための専用の検査機器です。
当院では、理事長の栗林が留学した際にメンターだったルドルフ・スラビチェック教授が行っていた診断方法を導入しています。

顎関節症の治療の目標は、安心で安全な日常生活を送れるよう、正確な現状把握と、「あるべき位置」に顎を戻すことです。
しかし、適した顎の位置は人によって異なる上、見た目や触診で正確に特定するのは、高度な検査・診査診断が必要です。

当医院では、キャディアックスで、顎の動きを立体的に把握し、顎の「正しい位置」を、コンピューターで解析してから治療を行います。
3日間に分かれた検査を行います。

1日目(検査) 
①問診票
②筋触診
③オクルーザルグラム(意識下の噛み合わせ)
④ICP(噛み込んだ記録)
⑤RP(顎が後方にある記録)
⑥口腔内写真
⑦顔貌写真
⑧型取り2組(模型付着用、ブラックスチェッカー用)
⑨顎関節X線
2日目(検査)
①キャディアックス(顎運動記録)
②フェイスボートランスファー(上顎の記録)
③セファロX線撮影
④パノラマX線撮影
⑤CTX線撮影
ブラックスチェッカー記録(就寝時の噛み合わせ)
セファロ分析
模型付着
3日目(結果説明)
①診査診断(現状把握)説明
②治療目標説明
③治療内容説明

顎の位置を数値で可視化できるコンピューターによる顎関節の検査

顎の位置を数値で可視化できるコンピューターによる顎関節の検査

噛み合わせが悪いことが原因で、一部の歯とその周りの骨に負担がかかり、それを放置することで、顎が痛んだり、顎の骨が鳴ったり、口を大きく開けることができなくなったりする症状が現れ、日常生活に影響を及ぼすことがある。「栗林歯科医院」では、こうした顎関節症の治療を行う前の、「顎の本来の位置」を把握する検査を重要視。そのため、同院では顎の動きを3次元で捉え、コンピューターで診断する検査システムを導入している。栗林研治理事長に、顎関節症を治療する必要性や検査の流れについて聞いた。

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q なぜ、顎関節症を治療する必要があるのでしょう?

顎関節症だったとしても、日常生活に支障がなければ無理に治療する必要はありません。しかし、原因となる噛み合わせや顎の違和感をそのままにしておくと、次第に歯や周りの骨、顎に影響が及び、頭痛や肩こりといった全身的な症状につながる可能性があります。顎が正しい位置にあることは、外見的なバランスの面からも、心身の健康の面からも非常に重要なのです。

Q 導入している検査システムについて教えてください。

顎は左右はもちろん、斜め、前後とさまざまな方向に動きます。そのため、顎をあるべき位置に戻すための治療を行う際には、静止画だけでなく「動き」や「軌跡」を把握する必要があります。この検査では、顎の動きを3次元的に捉えて、左右の動きの違いを調べたり、本来あるべき顎の高さや位置を特定したりできる検査機器を用います。

Q 検査はどれくらいの時間がかかるのでしょうか?

無料相談で、噛み合わせの問題や痛みの原因が顎関節症にあると判明すれば、2回に分けて触診や機器を使った検査などを行います。1回目、2回目ともに90分ほど見ていただけるといいでしょう。3回目にご来院いただいた際には、およそ60分かけて検査結果と治療の選択肢などについてお話しします。

キャディアックス検査の流れ

検診・治療START!ステップで紹介します

STEP1

1日目の検査

筋肉の触診、口腔内と顔の写真撮影、噛み合わせの記録、歯型模型の作製、レントゲン撮影などを行う。
検査1日目の主な目的は、全体のバランスや噛み合わせ、顎を動かしたときに干渉する箇所などを確認し、口腔内の現状を正しく把握することにある。
STEP2

食いしばり・歯ぎしりを検査

2回目までに、無意識下の食いしばりや歯ぎしりを検査する。
次の来院までに自宅で行う歯ぎしり検査用の色つきの薄いフィルム状のものを睡眠時に装着する。
STEP3

2日目の検査

2日目の検査では、1回目の検査結果、また、自宅での歯ぎしり検査を踏まえて、顎の動きを3次元で捉えてコンピューターで診断する検査を行う。
頭部に機器を装着して顎の動きを3次元のデータとして記録する。
咬合器の製作・セファロによる顎関節の撮影を行う。
STEP4

顎の適した位置を割り出す

CTで軟組織の動き、セファロで静止画、キャディアックスで顎の動きを立体的に数値で記録する。
その1日目・2日目のデータから、顎の適した位置を割り出す。
STEP5

コンサルティング

顎の形や噛み合わせを再現した咬合器、システムを使って作成された3D画像などを使用し、一人ひとり異なる「顎の現状」「適した噛み合わせ」について説明。
複数の治療の選択肢を提示し、患者の意図に沿ったゴールを設定する。

STEP1 1日目の検査

筋肉の触診、口腔内と顔の写真撮影、噛み合わせの記録、歯型模型の作製、レントゲン撮影などを行う。
検査1日目の主な目的は、全体のバランスや噛み合わせ、顎を動かしたときに干渉する箇所などを確認し、口腔内の現状を正しく把握することにある。

STEP2 食いしばり・歯ぎしりを検査

2回目までに、無意識下の食いしばりや歯ぎしりを検査する。
次の来院までに自宅で行う歯ぎしり検査用の色つきの薄いフィルム状のものを睡眠時に装着する。

STEP3 2日目の検査

2日目の検査では、1回目の検査結果、また、自宅での歯ぎしり検査を踏まえて、顎の動きを3次元で捉えてコンピューターで診断する検査を行う。
頭部に機器を装着して顎の動きを3次元のデータとして記録する。
咬合器の製作・セファロによる顎関節の撮影を行う。

STEP4 顎の適した位置を割り出す

顎の形や噛み合わせを再現した咬合器、システムを使って作成された3D画像などを使用し、一人ひとり異なる「顎の現状」「適した噛み合わせ」について説明。
複数の治療の選択肢を提示し、患者の意図に沿ったゴールを設定する。

STEP5 コンサルティング

顎の形や噛み合わせを再現した咬合器、システムを使って作成された3D画像などを駆使して現状を説明した上で、一人ひとり異なる「適した噛み合わせ」について解説。複数の治療の選択肢を提示し、患者の意図に沿ったゴールを設定してくれる。

顎が鳴るなどの症状があれば受けてみよう 顎関節の3次元検査

顎が鳴るなどの症状があれば受けてみよう 顎関節の3次元検査

口が開かない、音が鳴る、いつも同じ場所の詰め物が壊れる、顎の動きが左右違う……。こんな症状は顎関節の異常が原因かもしれない。もしそうならば、顎がどの方向にどのくらいずれているのかを具体的に知った上で、治療を受けることが重要だ。だが、目視できない上に、常に動いている顎の骨を精密に検査することは可能なのだろうか。顎の動きを3次元で計測し、コンピューターで解析し、治療に生かす「栗林歯科医院」の栗林研治理事長を取材した。

キャディアックスについてのQ&A

キャディアックスについてのQ&A

Q 顎関節の検査はなぜ必要なのでしょうか?


▲顎関節の異常が全身の不調を招くこともある
例えば「右下の銀歯が取れた」と来院した患者さんがいるとします。歯科医師が該当箇所を治療すれば、患者さんは満足するでしょう。でも、銀歯が取れた理由が噛み合わせや顎関節の異常であれば、全顎的に治していかないと、再び銀歯が外れるかもしれません。その原因を突き止めるために顎関節の検査が必要となるのです。顎の不調は、単に噛み合わせや見た目の問題だけではなく、日常生活にもさまざまな影響を与えます。そのため、顎をあるべき位置に戻すための顎関節治療を行うことで、体の不調が改善されることもあるのです。その治療を行うためには、精密な検査・診断が欠かせません。

Q 顎関節症のリスクと治療の必要性について詳しく教えてください。


▲顎関節の動きを把握するため、専用の検査機器を導入
顎関節症は、噛み合わせの異常などによって顎がずれ、ずれて押された側の骨がすり減ったり、反対側の筋肉が引っ張られたりして起きるものです。放置していると、歯とその周辺の骨に痛みや違和感が出る可能性があります。また、口腔内だけでなく、肩こりや頭痛といった全身的な症状を引き起こす場合も少なくありません。顔の左右のバランスが崩れる原因にもなるかもしれません。健康面からも、見た目からも、顎を「あるべき位置」に戻すことはとても重要なのです。そのため、当院では専用の検査機器を用いて顎の動きを立体的に把握し、これまで熟練の歯科医師が割り出してきた「正しい位置」を、コンピューターで解析してから治療を行います。

Q 検査の目的や使う機器について教えてください。


▲患者の顎関節の状態は3次元で表現される
使用する顎機能運動測定器は、X軸、Y軸、Z軸の3軸の3次元で顎の動きを把握するものです。そのため、左右でどのくらい違いがあるかを細かく確認していきます。測量では、機器を頭部に装着。顎を動かし測量が開始されると同時にデータが印記されます。検査時間は約40分間です。セファロレントゲンでは静止状態で横顔のデータを測量し、例えば「受け口の理由は上顎が大きいから」などの分析に活用します。通常のレントゲンも撮影しますが、これは顎関節の形やずれを確認するためです。咬合器は、歯型模型と組み合わせることで患者さんの顎をそのまま再現していきます。表の見た目も裏の噛み合わせも、患者さん自身が確認できるのです。

Q 検査を受けたほうがいいのはどのような人でしょう?


▲より正確な検査結果の算出に努める
痛い、口が開かない、詰め物がすぐに壊れるといった症状がはっきり出ている場合は、検査をお勧めします。症状が出ていて、それを本人が深刻だと感じていれば、治療にも進んだほうがいいでしょう。顎関節症の症状は、早ければ小学生くらいから生じます。このことは保護者の方にぜひ知っておいていただき、症状が出れば早めに受診してください。放置すると顎の骨が削れたり噛み合わせがさらに悪化したりしますが、子どもであれば、そうなる前にあるべき位置に戻せる可能性も高くなります。また高齢の方でも、顎関節症の検査はもちろん、治療も受けることができます。総入れ歯でも可能ですので、検査前の無料相談にお越しください。

Q 検査の後、どのような治療が考えられますか?


▲検査後は今後の治療方針について詳細な説明を受けられる
顎関節症の治療の目標は、日常生活を安心・安全に送ることができる「あるべき位置」に顎をもっていくことです。治療の方法としては、歯列矯正や補綴が代表的ですね。歯列矯正の期間は2〜3年が一般的でしょう。歯列矯正を望まない方にはセラミックなどのかぶせ物を使うこともあります。またインプラントや入れ歯で噛み合わせを整えることも可能です。

Q なぜ、顎関節症を治療する必要があるのでしょう?

顎関節症だったとしても、日常生活に支障がなければ無理に治療する必要はありません。しかし、原因となる噛み合わせや顎の違和感をそのままにしておくと、次第に歯や周りの骨、顎に影響が及び、頭痛や肩こりといった全身的な症状につながる可能性があります。顎が正しい位置にあることは、外見的なバランスの面からも、心身の健康の面からも非常に重要なのです。

Q 導入している検査システムについて教えてください。

顎は左右はもちろん、斜め、前後とさまざまな方向に動きます。そのため、顎をあるべき位置に戻すための治療を行う際には、静止画だけでなく「動き」や「軌跡」を把握する必要があります。この検査では、顎の動きを3次元的に捉えて、左右の動きの違いを調べたり、本来あるべき顎の高さや位置を特定したりできる検査機器を用います。

Q 検査はどれくらいの時間がかかるのでしょうか?

無料相談で、噛み合わせの問題や痛みの原因が顎関節症にあると判明すれば、2回に分けて触診や機器を使った検査などを行います。1回目、2回目ともに90分ほど見ていただけるといいでしょう。3回目にご来院いただいた際には、およそ60分かけて検査結果と治療の選択肢などについてお話しします。

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