入れ歯

診療科目:入れ歯

診療科目:入れ歯

虫歯や歯周病の症状が進み、やむを得ず歯を抜かなくてはならない状態になってしまったり、加齢や事故のため歯を失ってしまった場合、その部分を何らかの方法で修復しなければなりません。入れ歯はその修復方法の1つです。「噛む」・「話す」などの日常的な行為の機能的な補助だけではなく、表情をいきいきと美しくしてくれます。

入れ歯の必要性

失われてしまった歯を修復することにより、全身のあらゆる機能の低下を防止することが可能です。

■POINT1 老化への影響
口は、噛む、飲む、話すといった人間の根本的要求を司る器官です。歯を失うなどしてこの器官の能力が低下すると、老化のスピードが著しく加速します。歯を失った時に発生する問題は、基本口腔機能への障害以外に、脳の老化、筋肉の老化などにも影響し、身体全体に大きな負担をかけてしまいます。
■POINT2 脳の活性化

脳は驚くほどの割合でエネルギーを消費し、他の細胞に比べてずっと多くの熱材を必要としています。噛むという動作はこの熱材を送る大事な役割を担い、脳の働きを活性化し、認知症予防にも役立つと考えられています。また、噛むことにより顔周りにある25以上の筋肉が活発に動き、脳に十分な酸素と栄養が送られ、体温が上昇するため、代謝を活発にします。

治療ステップ

■POINT1 型取り

一本一本の歯の方向や状態、顎の状態を調べるために既製トレーを使ってお口の中の簡単な型取りをします。

■POINT2 精密印象

採取した型から模型を起こし、患者様のお口に合わせた個人トレーを作製し、歯や歯肉の精密な型取りをします。

■POINT3 噛み合わせ

正しい歯の高さと調整のとれた平面を設定し、患者様に合った歯の色・形・大きさ等を検討します。

■POINT4 審美性の確認

審美的観点から問題はないか確認します。

■POINT5 完成

入れ歯の完成です。完成品をお渡しして終わりではなく、数回通院していただき微調整が必要となります。
※歯茎に痛みがあるなど重篤症状の患者様には、治療用義歯を使って本来の噛み合わせの位置を再確認する治療が導入される場合があります。

■POINT6 メンテナンス

治療終了後も必要に応じて微調整を行います。

入れ歯の必要性

当医院では、一般義歯・保険義歯の製作だけでなく、治療用義歯を用いた義歯製作法も採用している義歯専門技工所・Kデンタルクリエイトと連携し、噛み合わせの調整から美しい仕上りまで、一人ひとりのご要望にお応えしています。
患者様それぞれのお口の状態に合った義歯を製作するために、後天的な影響を受けにくい解剖学的指標を基準にし、日本人の平均的数値を規格化した模型による咬合床を製作して、検査・診断の質を向上させています。
患者様にできる限り長期間、安全に使用していただけるように、製作方法には、義歯材料の収縮の影響を受けづらくするヘレウスクルッツァーとイボクラールの高精度重合法を採用。
個人トレーを用いた精密印象を基に、歯列や上下の顎堤状況を丁寧に観察し、噛み合わせを考慮した人工歯排列によって、安定感ある義歯を提供します。
症状によっては、平均3〜6ヶ月程度の治療用義歯を使った練習を行うこともあります。本来の噛み合わせを取り戻し、口腔内の粘膜の痛みを取り除いたり、審美性を回復し、さらに使用していた治療用義歯から患者様のお口の状況を把握した上で、理想的な噛み合わせと装着感を実現します。

入れ歯の種類

総入れ歯・部分入れ歯ともに、様々な素材や特徴から患者様に合った入れ歯をお選びいただけます。

金属床(保険適用外)

金属を使用しているので、プラスチック義歯に比べて薄くすることができ、違和感が少ないのが特徴です。また、金属を使用することで、熱を感じることができるため、味覚の向上にもつながります。
スマイルデンチャー(保険適用外)

弾力のある特殊な樹脂で作製します。金具を一切使用しないので、口をあけて笑っても目立ちにくく、舌触りが良くなり、隣の歯が虫歯になりにくいというメリットもあります。
※製品の性質上、形状は部分入れ歯のみの対応となります。
プラスチック義歯(保険適用内)

レジンというプラスチックで作製します。修理がしやすく手ごろな価格で作ることが可能ですが、金属床に比べると厚ぼったく感じるなど、見た目や自然な使用感といった面ではあまり期待できません。
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