成人矯正

診療科目:成人矯正

診療科目:成人矯正

歯を失う原因の75%は虫歯と歯周病と言われています。その大きな要因となるのが歯並びです。成人矯正は噛み合わせの改善と美しい歯並びを整えるだけではなく、虫歯と歯周病予防にも効果を発揮します。
栗林歯科医院では、歯と上顎の成長がほぼ止まる11歳以上の方の矯正治療を成人矯正と位置づけています。一般的に用いられる固定式矯正装置の「マルチブラケット」などで、およそ2〜3年にわたり治療を行います。

動的治療

治療ステップ

■STEP1 無料矯正相談
治療の流れをご説明します。
お気軽にご相談ください。
■STEP2 精密検査
歯の型取り・X線検査にて、患者様の状態を検査します。ここで得られたデータをもとに、治療計画を作成します。
■STEP3 キャディアックス検査
顎の動きをグラフや動画で分析し、正しい顎の位置を導き出します。正しい噛み合わせをつくるために、画像での平面的な検査に加え、キャディアックスを使用した動的な検査も欠かせません。
■STEP4 治療計画のご提案・ワイヤー矯正のご契約
必要な治療、期間、手順、費用などの治療計画をご提案します。初めの1~2年は、ワイヤーと矯正用のインプラントTADsを使用し、歯を理想の位置へ動かします。
■STEP5 前処置
虫歯の治療や抜歯などの処置に加え、クラデン社の機能性歯ブラシ「クラプロックス(CURAPROX)」、口腔洗浄器「ウォーターピック」の2製品を用いた歯磨き指導を行います。
※現在契約をされた方には、クラプロックスをプレゼントさせていただいております。ウォータピックは購入していただいております。
■STEP6 ワイヤー矯正期間
調整のために月1~2回ご来院していただきます。
■STEP7 ワイヤー矯正装置の取り外し・検査
固定されていたワイヤー装置を取り外し、再度X線検査と口腔内写真の撮影を行います。後戻りを防ぐためのバイオスター(後戻り防止用マウスピース)の型採りも同時に行います。
■STEP8 バイオスターのお渡し
後戻り防止のためのマウスピースをお渡しします。透明なため見た目を気をする必要もなく、簡単に着脱することができます。
■STEP9 マウスピース型矯正(インビザライン)のご契約
マウスピース型矯正の進め方や注意点などをご説明します。
■STEP10 スキャニング(型採り)

3Dスキャナーで歯や歯列をスキャニングし、データからアライナーを製作します。

■STEP11 マウスピース型矯正装置(アライナー)のお渡し
マウスピース型矯正装置を使用し、歯列を整えます。10日~2週間に1度アライナーを交換していただきます。
■STEP12 マウスピース型矯正終了・最終資料の撮影

装置を取り外し、最終的な精密検査を行います。矯正治療前後のデータの比較を行います。

メリットと注意点
成人矯正の場合、本人の治療に対するモチベーションが高く、2〜3年かかる治療を積極的に行う人が多いという特長があります。また治療段階が一つなので、小児矯正より短期間で治療を終えられる場合もあります。しかし顎の成長が止まってからの治療になるので、抜歯や症状によっては外科的手術を含んだ処置が必要になる可能性もあります。また成人の場合は、日々の生活が不規則になりがちで歯磨きや通院がおろそかになってしまったり、熱心なあまりインターネットなどからの情報によって自己判断してしまうケースもありますが、きちんと自己管理をしながら不明点は必ず医師に相談するようにしましょう。

成人矯正に使用される矯正装置

スタンダード

■マルチブラケット

歯の表面にブラケットという器具を取り付け、その溝にアーチワイヤーを通して三次元的に歯を移動させる装置です。上顎、下顎療法に使用できます。ブラケットは樹脂製(透明)と、セラミック製があり、上下の組み合わせは自由に選択できます。

固定式装置

■TADs(Temporary Anchorage Device)

矯正専門医、安香譲治が開発に携わった固定式矯正装置に使用する補助装置です。動かしたい歯を理想の位置に動かすためには矯正装置をしっかりと留めるための固定源が必要です。従来は周囲の歯や顎を固定源としていましたが、治療によって動いた歯の反作用で、固定源だったはずの歯が動いてしまうというデメリットがありました。それを解決するために開発されたのがチタン製の小さなネジを植立して使用するTADsです。固定源がしっかりするので、歯を動かす正確性があがり、結果的に矯正治療の精度があがります。腫れや痛みを感じる方はほとんどいらっしゃいません。
■ハイラックス

狭い上顎を優しく広げるために使用する、低年齢(11歳未満)の子ども向け固定式矯正装置です。
■リンガルアーチ

第一大臼歯(奥から2番目の奥歯)にバンドをつけて歯の裏側に固定し、顎の大きさを調整する矯正装置です。主に顎を拡大するために使用しますが、反対に縮小したり、後戻りを防ぐ保定装置として使用する事も可能です。上顎、下顎両方に使用できます。
■TPA/Trans Palatal Arch

上顎を拡大した後に、歯を奥歯側に移動させる固定式矯正装置です。上顎拡大後、歯型を取り、製作した装置を矯正ネジ(TADs)やベネフィットと連結させて固定します。今までよりも確実な歯の移動を実現する、矯正歯科専門医の安香譲治が開発に携わった装置です。
■リンガルアーチ

第一大臼歯(奥から2番目の奥歯)にバンドをつけて歯の裏側に固定し、顎の大きさを調整する矯正装置です。主に顎を拡大するために使用しますが、反対に縮小したり、後戻りを防ぐ保定装置として使用する事も可能です。上顎、下顎両方に使用できます。
■フォーサス

上顎、下顎両方に使えるバネを使った固定式矯正装置。頬が膨らむといった見た目の欠点はありますが、顎の成長に焦点をあてた設計により、矯正期間の短縮を実現します。成人では1年ほど、小児では6ヶ月程度の使用が目安です。矯正専門医、安香譲治が開発に携わりました。
■ハイブリッドハイラックス

ハイラックスとベネフィットを統合した、11歳以上の子どもと成人向けの狭い上顎を広げる固定式矯正装置です。従来の単体装置としてのハイラックスとベネフィットの併用時に比べ、力学的効率が高まることから、より歯の負担を軽減しながら上顎を拡大する事が可能です。矯正歯科専門医の安香譲治が改良の開発に携わり、2014年に発表された装置です。

可撤式装置

■バイオスター

矯正終了後の後戻りを防ぐための透明なマウスピース状の保定装置です。装着される方に合わせて歯型を取ってつくる装置です。透明なので見た目も気にならず、簡単に着脱できるため、仕事中、授業中などでも装着できるという利点があります。
■インビザライン

透明なマウスピースを使用した矯正装置です。透明のため目立たない、取り外しが可能という特徴があります。世界で300万人以上の治療実績がある信頼度の高いマウスピース矯正装置です。 当院では、ワイヤー矯正で噛み合わせを整えた後、インビザラインを使用し歯並びを整える治療を行っています。
■トレーナー

低年齢(12歳未満)の子どもの、主に出っ歯を直す可撤式矯正装置。舌や唇が直接歯に触れないために押し出す力が排除され、就寝2時間前から就寝中に装着することで理想的な歯並びに誘引します。
■ムーシールド

開咬、受け口の矯正は11歳で上顎の成長が止まるまでに行うことが理想とされています。3歳から11歳未満のお子様に向けた矯正装置で、特に低年齢から治療を開始する事で、より大きな効果を得る事ができます。上顎の成長を促し、下顎の成長を抑制できることが特徴です。身体への負担が少なく、将来的に外科的な手術の必要性を低くすることができます。

ワイヤー種類

■ストレート

ブラケットに平均的なねじれや凸凹、傾きがすでに組み込まれており、そこへまっすぐなアーチ型のワイヤーを入れて調整する矯正治療法です。
■MEAW (Multiloop Edgewise Arch Wire)

1本1本の歯の状態に合わせ、ループ状に曲げ加工したワイヤーを使って矯正する装置です。歯列の乱れだけでなく、傾きやねじれも矯正する事が可能で、三次元的に歯を動かしながら噛み合わせも整えます。
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